
突然死は誰にでも起こりうること。近年の日本では、年間で6~8万人もの方が亡くなり(※1)、その多くは自宅で発生をしていると言われています。今回は、救命の現場を約10年経験した元消防士・救命士であり、現在、会社経営者として活躍をする岩間さんにお話を伺いました。「突然死をなくす」という強い想いを胸に、救命・防災をはじめとした様々な事業を展開される岩間さん。インタビューでは、救命士時代の経験から現在の事業活動、そしてフォーネスビジュアスをご家族で利用された感想を語っていただきました。
——まずは自己紹介をしていただけますか。
岩間さん:岩間貴則と申します。現在39歳で、会社経営をしています。もともと消防士をしてまして、救急隊、救命士として勤めていました。その中でAEDを使ったりといった救命活動を約10年続けて、その後独立をしています。「突然死をなくす」ということを一番のテーマに掲げて、AED、救命・防災、予防医療をより多くの方に知っていただくための活動をしています。
——最初に救命士を目指した理由、別の仕事に転身されたきっかけは何ですか?
岩間さん:父が警察官で、そうした職業が身近だったんです。「父が警察官なら、自分は救命士の方になろう」と考えて、その道を選びました。その後、知人の結婚式で初めて海外に行ったときに、「こういう世界があるんだ」と強い衝撃を受け、そこから海外への憧れが一気に高まりました。そして、「海外と関わった仕事がしたい」と思うようになったんです。救命士では海外に行く機会はなかなかありませんから。そこで退職を決意し、日本と海外をつなぐ物流関係の仕事を個人で立ち上げました。その仕事が今も続いていて、会社のメイン事業になっています。
——安定した職からの大きな決断でしたね。現在はAEDの販売事業もされていると伺いました。
岩間さん:はい。事業が安定した頃、たまたまインターネットでAED販売に関する代理店募集の案内を見つけたんです。もう「これだ」と直感して、すぐに申込みました。実は救命士の頃からずっと「突然死をなくしたい」という想いは持っていたのですが、独立して事業を始めるにあたって一旦頭を切り替えて別の分野に取り組んでいました。でも、身近な方や知り合いが突然死で亡くなることもあり、その想いが消えることはなかったんです。だから、今回またこの分野に関わるきっかけを掴めたので、もう一度挑戦してみようと思いました。

——現在は海外との物流とAED販売、事業は2つされているのでしょうか。
岩間さん:はい、大きく分けると2つの事業ですが、ドイツにも自社拠点があります。長年取り組んできた海外物流の経験を活かし、現在は日本企業やメーカー様の海外販売を支援する取り組みも行っています。ですから、現在はAED・防災事業と海外物流・販売事業の2本軸で活動しています。
——AEDの存在は広く知られていますが、身近な場所に設置する重要性については、まだあまり知られていません。どのような活動をされていますか。
岩間さん:販売に加えて、個人の方だけでなく、法人様向けにも講習会を開催しています。参加者の方に感想を伺うと「AEDは知っていたけれど、実際に触るのは初めてだった」「怖くて使えないと思っていた」という声も多いのですが、「思ったより簡単だった」と言っていただけることがほとんどです。実は突然死の多くは自宅や職場など、身近な場所で起きているんです。救命士の頃の経験からも、「もし近くにAEDがあれば救えたのに」と感じたケースは数多くありました。だからこそ、AEDを“特別な施設”ではなく、“身近な備え”として広めていく活動を続けています。
フォーネスビジュアスとの出会い
——フォーネスビジュアスを知ったきっかけを教えてください。
岩間さん:YouTubeで動画を見たのがきっかけです。AEDや救命活動は、「起きてから助けに行く」ものですが、それでは手遅れになってしまう場合も多いんですよね。だからこそ、「自分がどんな病気になりやすいのか、事前に知ることができたらいいな」と思っていたんです。そんなときに「未来を予測する」というコンセプトのフォーネスビジュアスを知り、すぐに家族の分も申し込みました。

——実際にフォーネスビジュアスを受けられていかがでしたか?
岩間さん:最初に受けたのは父だったのですが、結果があまり良くなく、それが生活習慣を見直すきっかけになりました。その結果をみた母も不安になったようで、代わりに健康診断を受けたところ、病気が見つかり手術・入院となりました。今は無事ですが、早期発見できて本当に良かったと思っています。僕自身も「耐糖能」と「心肺持久力」が低いという結果が出て、これを機に運動を見直そうと考えるようになりましたね。
——もし他の方にお勧めできる点を挙げるとすれば、どんなところでしょうか。
岩間さん:まず採血の量が5mlと、少なくてよいところですね。全然時間も取られなかったです!30分ほどですみましたから。健康診断となると「面倒だな」と感じる方も多いと思うのですが、フォーネスビジュアスはこのように気軽に受けられるのがいいところです。
——ありがとうございます。ずばりフォーネスビジュアスを一言で表すとどんなサービスでしたか?
岩間さん:一番感じたのは「意識を変えられるサービス」だというところです。自分の血液を、世界初(※2)の技術で解析していただけるので、結果に対して高い信頼性を持てますし、その分しっかり受け止めることができますね。

今後の展望
——今後の目標を教えてください。
岩間さん:直近の目標は、次回の検査で今回より良い結果を出すことです(笑) 。そして将来的には、やっぱり突然死は絶対に避けたい。今はこうした活動や製品の認知がまだ低いので、それをもっと広めていきたいと思っています。救急講習や防災講習もおこなっていますが、それによって「助かった」という声を聞けるまで、まずは全力で頑張ろうと思っています。
まとめ
救命士として救命の現場に立ち、「突然死をなくしたい」という想いを抱いた岩間さん。現在もその気持ちを胸に、AEDの普及や防災知識の啓発に尽力されています。フォーネスビジュアス検査については、受診された方の「意識を変えるサービス」と語ってくださいました。実際に検査結果をもとに、ご家族やご本人にも意識の変化があり、生活習慣を改善するきっかけとしても、お役立ていただけたようです。
フォーネスビジュアスについて、詳しくは公式サイトをご覧ください。
株式会社NEWRECTが取り扱うAEDはこちらのページからご購入いただけます。
※1 一般社団法人日本循環器学会 参考人提出資料(https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000838279.pdf)
※2 フォーネスビジュアスは米国SomaLogicの約7,000種類のタンパク質を一度に解析する世界初の技術を活用しています