
40代以降は、お酒の飲み過ぎや運動不足といった生活習慣の乱れがダイレクトに体の不調として現れやすい世代です。健康診断でも思わしくない結果が出て、そろそろ健康についてちゃんと考えなければ……と感じている人は少なくないでしょう。
お酒好きなライターユニット「酒の穴」としても活動するライターのパリッコさんとスズキナオさんも、そんな悩みを抱えていました。
そんな中、二人は2024年に疾病リスク予測サービス「フォーネスビジュアス」を初めて体験。日頃の飲酒の影響が如実に表れる結果となりましたが、コンシェルジュからのアドバイスを受けて、生活習慣改善のための取り組みをスタートしました。
それからおよそ1年がたった今回、二人は2回目の検査を受けました。この間の生活習慣の変化によって、体の状態や将来の疾病リスクはそれぞれどう変わったのでしょうか? 二人の面談を担当したコンシェルジュと共に結果を振り返りながら、この先あらためてどのように健康と向き合っていくかを考えました。
目次
2回目の検査は「この1年間の過ごし方」が見える結果に
──前回の検査からおよそ1年たち、今回2回目の検査を受けていただきました。この間の生活習慣や健康面での変化などについて、それぞれ教えてください。まずパリッコさん、前回の検査からおよそ1年たちましたが、この間に生活習慣で変わったことはありますか?
パリッコさん(以下、パリッコ):前回「早歩きのウォーキングがいいですよ」とコンシェルジュの小林さんからアドバイスをもらって、それが妙にやる気につながったんです。
もともと運動は苦手なんですけど、早歩きならできそうだなと思って始めたら、それ以来ずっと続けられています。毎日ではないけど、朝に子どもを送った帰りにそのまま歩くようにしたり。
──実際に歩く習慣を続けてみて、体の変化は感じましたか?
パリッコ:歩き始めてから、前はあまり「お腹が減った」って感じなかったのが、ちゃんと空くようになってきたんです。それだけで、少しずつ健康的になってきたのかな? という気がしています。
朝歩いて、最後に深呼吸したり、公園で一息ついたりするんですけど、それがすごくいいんですよ。そういう時間が精神面にも効いてる気がします。

──一方で、お酒との付き合いはどうですか?
パリッコ:これに関しては、休肝日がなし崩しに減っちゃっていて……。ただ、お酒の取材の仕事は以前と変わらずにあるので、完全にコントロールするのがなかなか難しいんですよね。
──健康に対する意識は、前回の検査前と比べて変わりましたか?
パリッコ:すごく変わりました。前は「昔からあんまり風邪はひかないし、二日酔いもしないし、自分は丈夫だ」って思い込んでいたんです。
でも40代になって無理がきかなくなってきて。最初の検査で「これはちゃんと意識しないとダメだな」と思いました。
──今回、内臓脂肪が大きく減ったのが印象的でしたね。前回の面談後から続けているウォーキングの成果が出ているようです。
パリッコ:自分では正直「あまり変わってないんじゃないかな?」と思っていたんです。でも結果を見たら内臓脂肪がちゃんと減っていて。よくなっているところを教えてもらえると「もっと意識して続けよう」って思えました。
この1年で少しでも生活を変えたことが自分に返ってきているのを感じられてよかったです。
──運動を続けられた理由として、どんな点が大きかったですか?
パリッコ:子育ての生活サイクルの中で、自然と取り入れられたのが大きいです。子どもを送っていくタイミングなどで、無理なく続けられたので、意外と苦にならなくて楽しかった。
「運動を続けるなんて自分には無理だろう」って諦めてたんですけど、やってみたら「あ、できるんだ」って分かったのがうれしかったですね。
──この1年で体調面での変化はありましたか?
パリッコ:検査の結果を見ると、まだ改善していきたい項目もあります。でも、前より確実に元気になっているなと。なんというか、だる重い感じが減っているんですよ。そういう実感があると、続ける励みになりますね。
──ありがとうございます。スズキさんは前回の検査からの変化について、いかがですか?
スズキナオさん(以下、スズキ):前回検査を受けた時、最初の頃は休肝日を意識したり、運動面では近所を散歩したりジムに行ったりがんばっていたんです。でも、1年の間にだんだん元に戻ってしまって。
──今回の結果を見て、感じたことはありますか?
スズキ:細かく見ると前回よりも悪くなっていた部分もあって、生活習慣がルーズになっていた結果がそのまま出たな……と反省しました。
お酒との付き合い方に関しても、お酒に関する取材の予定がいつ入るか分からなくて固定の休肝日を決めづらいなと思っているうちに、うやむやになってしまって。
──結果は思わしくない項目もあったものの、お酒については以前1日3杯ほどだったのを2杯ほどに減らされたそうですね。このあたりはご自身でどのように意識や工夫をされたのでしょうか?
スズキ:1回目の検査を受けた後「このままじゃいけないな」という気持ちが芽生えたんですよね。以前ならもう少し飲んでいたところを「今日はここでやめておこうかな」と、ちょっとセーブできるようになりました。

──今回、コンシェルジュから新しいアドバイスもあったそうですね。
スズキ:はい。結果を見て反省していましたが、休肝日については「日をきっちり決めなくても、週のうちのどこかで休めればいい」って言われて、すごく気が楽になりました。完璧に守れなくてもいいんだ、と思えるだけで違いますね。コンシェルジュの方とやりとりするのって、お医者さんと話すのとは少し違って「約束した」みたいな感覚があるので、やる気につなげやすいと思いました。
運動も、またちょっとずつやろうとしています。ちゃんと運動できてると、二日酔いがちょっと軽くなったり、お酒がおいしく飲めるようになったりする気がして。今回の検査であらためて身にしみましたし、今度こそこの意識を大事にしたいなと思いました。
お酒に関しては、今の自分にちょうどいい量を守るという感覚が生まれたのかもしれません。もう若い頃のようにはいかないので、これからは自分の体と相談しながら飲もうと思っています。
アルコールに肝臓脂肪。40代以降で特に気をつけたいポイントは?
──続いて、コンシェルジュの小林さんにお聞きします。フォーネスビジュアス検査では、下記6つの「現在の体の状態」について調べられます。パリッコさん、スズキさんのような40代以降の世代の方にとって、特に注意したい項目はありますか?
肝臓脂肪
肝臓に脂肪がつき過ぎた状態を “脂肪肝” と呼び、肝臓の働きが悪くなり体がだるく疲れやすくなったり、食欲がなくなったりすることがあります。また、肝炎や肝硬変といった重篤な病気につながる可能性があります※。しかし、肝臓は“沈黙の臓器”と呼ばれているほど病気になっても自覚症状が出にくいため注意が必要です。
耐糖能
耐糖能とは"血糖値の上昇を抑える働き"を示すものです。耐糖能に問題がある状態が続くと、糖尿病の発症リスクが高まるとともに、動脈硬化が進み、脳卒中や虚血性心疾患になりやすくなります※。一般的には、8-12時間絶食した後ブドウ糖75gを含む飲料を摂取し、その後2時間以内に複数回採血を行う経口ブドウ糖負荷試験によって測定しますが、フォーネスビジュアスでは少量かつ1回の採血で済み、事前の食事制限も不要です。
※ 厚生労働省 e- ヘルスネット:糖尿病
アルコールの影響
実際の飲酒量ではなく「平均して週7杯※1以上の飲酒をしている体の状態」に相当するかどうかを判定します。WHO(世界保健機構)では、アルコールを過剰に摂取すると、肝臓病、心血管疾患、2型糖尿病、認知症をはじめとする、200以上の疾病や障害を引き起こすと注意喚起しています※2。
※1 ここでの1杯とは、ビール(アルコール度数5%、500mL)の場合は約 0.8本、日本酒(アルコール度数15%)の場合は約0.7合です。
※2 WHO Fact sheets:Alcohol
心肺持久力
心肺持久力とは「一定の運動を長く続けることができる体力や粘り強さ」のことです。心肺持久力が強い人は、心血管系疾患の罹患率や死亡率が低いことが、いくつかの研究で明らかにされています。一般的には、自転車こぎ運動などによって計測するため、身体に運動負荷をかける必要がありますが、フォーネスビジュアスでは少量の採血だけで可視化することができます。
内臓脂肪
内臓に脂肪がつき過ぎており、かつ、血圧、血糖、血清脂質のうち2つ以上が基準値から外れている状態は「メタボリックシンドローム」と呼ばれ、心臓病や脳卒中になりやすいと言われています。BMI が25未満で一見痩せている方でも、内臓に脂肪がつき過ぎている隠れ肥満症の可能性があるため注意が必要です。
安静時代謝量
安静時代謝量とは「安静(静かに休息)にしている状態で消費されるエネルギー」のことで、食事から摂取する必要のあるエネルギー(必要摂取カロリー)や運動による消費が必要なエネルギー(必要運動量)を知るための手がかりになります。私たちの身体はエネルギーを食事から摂取し、呼吸や歩行、運動などで消費しています。その “需要と供給のバランス” を正確に評価することは、健康増進を図るために重要です。
フォーネスビジュアス「疾病リスク予測検査」より引用

小林さん(以下、小林):まず「アルコールの影響」ですね。フォーネスビジュアスでは「平均して週7杯以上の飲酒をしている体の状態」に相当するかを評価しています。ただ、体質によっては飲む量が少なくても影響大と出る方もいます。
そして「肝臓脂肪」もです。肝臓脂肪がつくのは、お酒の飲み過ぎや食事によるカロリーオーバー、運動不足などが主な原因です。パリッコさんとスズキさんもこの「肝臓脂肪」の項目が多いという結果でしたが、お二人の場合は特にアルコールの影響が大きいのではないかと考えられます。
年齢と共に肝臓の代謝機能も下がっていくため、特に30代後半以降はお酒の量を見直すことをお勧めします。なので、スズキさんが3杯から2杯に減らしたことは、ご本人はあまり自覚していないようですが、体にとってとても良い影響となっているはずです。
あとは、スタミナの指標である「心肺持久力」。これは一般的には20歳前後がピークで、その後は何もしなければ下がり続けますが、運動によって維持することも可能です。パリッコさんはウォーキングを始められて、数値が上がりました。これはかなり努力されているはずですよ。
パリッコ:これらの項目って、お互いに関係し合っていたりするんでしょうか?
小林:はい、まさにそこが重要です。例えば「耐糖能」は、糖の代謝能力であり、言い換えれば血糖値をコントロールする力のことですが、肝臓脂肪が多いと耐糖能に悪い影響を及ぼすこともあります。また、耐糖能が正常に機能しなくなると血糖値が上がりやすくなって結果的に太りやすくなる方も多いです。
このように一つの項目の影響でその他の項目が良い方向にも悪い方向にも連動していきます。だからこそ、一つの項目だけでなく全体のつながりを見ることも大事なんです。

──今回のパリッコさんとスズキさんの結果について、それぞれ前回と比較してどのような印象を持たれましたか?
小林:お二人とも、維持できている項目や改善している項目があって、がんばっていらっしゃるなと感じました。
まずスズキさんについては、内臓脂肪は増えていましたが、お酒の量はきちんと減らされていましたね。その成果として、認知症の疾患リスクが前回より改善していたのではないかと考えられます。このようにお酒を減らす努力したことで確かな効果が結果にも出ていると思います
運動習慣については、始めるタイミングとして早いに越したことはないですね。まだ40代とお若いので、始めるならいいタイミングですね。10分でも5分でもいいので運動を取り入れていただけると、この先1年後、5年後、10年後の数値や身体の状態は大きく変わってくるはずです。
スズキ:そんなふうに言っていただけると、すごく励みになります……!
小林:ぜひがんばってください! パリッコさんはウォーキングを継続されていて、その効果がとてもよく出ています。内臓脂肪がかなり減っていますし、心肺持久力の数値も上がっていました。
先ほどもお話しした通り、心肺持久力は運動しなければ20代前後をピークに下がる一方なんですが、それが上がっているということは相当努力された証拠です。数字はしっかり改善しているので、ぜひこのまま維持してほしいですね。
──引き続き課題があるのは、お酒との付き合い方でしょうか?
小林:そうですね。ただお仕事の関係もあって、お酒の習慣をがらっと変えるのは簡単ではないでしょうし、やり方にも相性があります。
ただ、チャレンジしてみてうまくいかなければまた別の方法を試してみる。その積み重ねで、必ず自分に合う方向が見えてくるはずです。めげずに続けていただきたいですね。
パリッコ:ありがとうございます。お酒については、引き続き模索していきたいです。
40〜50代からでも、生活習慣の改善が「結果」につながる
──今回「お二人より少し年上で、良い生活習慣を意識されている方」の結果をサンプルとしてご用意しました。このデータを見ながら、良い生活習慣を意識していると特にどのような項目に違いが出ているのか、小林さんに解説していただきます。
小林:はい。まずお伝えしたいのは、40代後半以降になると、疾患リスクや体の状態が思わしくない結果になる方は少なくないということです。パリッコさんやスズキさんの結果が、特別悪いものでこの世代では稀(まれ)だということではありません。また、結果は生活習慣だけでなく遺伝や体質も少なからず影響します。
それをふまえて、健康的な生活を意識されている方の場合はこういう結果が出ることも多い、という前提でお話ししますね。

──分かりました。今回のサンプルの検査結果について、特徴を教えてください。
小林:この方はフォーネスビジュアスを2回受けておられ、こちらは2回目の結果となります。
スズキ:すごい……! ほとんどの項目でいい結果が出ているんですね。
パリッコ:この方、僕たちよりも年上なんですよね。どんなふうに生活習慣に気をつけているんですか?
小林:もともとはお酒をよく飲む方で、初回の結果は良くない項目もあったのです。でも、その後アルコールを減らして、1日1合程度に抑えるようにされました。その結果、アルコールの影響は「大」から「小」になりました。
あとは運動習慣として、早歩きのウォーキングを継続されています。その効果もあり、2回目の検査時には1回目の検査時に比べて体重が減っていました。さらにフォーネスビジュアス検査では内臓脂肪が減り、心肺持久力も上がり年代平均より高い結果になっていたんです。
肺がんリスクの項目だけは、過去に喫煙習慣があったとのことで、それが影響している可能性もありますね。ただ、それ以外は本当に良好な結果でした。1年でここまで改善するのには、かなり努力されたのではないでしょうか。
先ほどもお伝えしたように、疾患リスクや体の状態を表す各項目は連動し合っています。この方の場合は、運動・食事・アルコールの改善が連鎖していいサイクルに入ることができたのではないでしょうか。40代以降でも、各種項目がここまで変化する場合があるんだという好例だと思います。
スズキ:なるほど。そういう実例を知ると、自分もがんばろうと思えますね。
──とはいえ、運動習慣がなかった方など、なかなか意志の力だけで改善は難しい面もあるかと思います。継続しやすい仕組みや、自分に合うやり方を見つけるコツのようなものはありますか?
小林:仕組みでいうと、例えばこんな方法もあります。人間はどの選択肢が良いのか脳で判断するのに労力と時間が必要となり、それ自体がストレスとなるのです。つまり「今日運動しようかな、どうしようかな」と迷う時間そのものがストレスなので、「迷わない仕組み」を作ることが習慣化の鍵です。
例えば、朝起きてすぐランニングに行けるように玄関に靴を並べておくとか、ウェアを前の夜にベッド横に用意しておくとかですね。「運動するかどうか」「何を着るか」を迷う前に自動化して行動しやすくするということです。習慣化できるまでは人にもよりますが、2カ月ほど続けるとやらないと気持ち悪く感じるくらい、自然と習慣になっていきます。
──うまくできなかった日があると落ち込んでしまう人も多いですが、その点はいかがでしょう?
小林:「今日できなかったから、もうダメだ」ではなくて「また次やればいいや」という考え方が大事です。完璧主義にすると続かなくなってしまいますから。
そして、やり方が自分に合っているかどうかもすごく重要です。今回パリッコさんやスズキさんにも、普段の生活をイメージしてもらいながら「どうしたら無理なくできるか」を一緒に考えました。
例えばスズキさんの場合は仕事の予定によって「朝早い」「深夜まで」など生活リズムが大きく変わるので、運動するタイミングを固定するのが難しかった。それならば、毎日少しずつやる方が続くかもしれない、とお話ししました。運動量よりも、まずは無理なく習慣化できる方法を優先して考えていただくイメージです。
健康への意識が前向きに。お酒以外の趣味も見つかった
──今回の結果を踏まえ、お二人は今後どんなふうに健康と向き合っていこうと思いましたか?
パリッコ:前回の面談で「お酒のほかに趣味とか好きなことをする時間が持てるといい」というアドバイスをいただいたんですが、それがずっと心に残っていて。運動を続けられたこともあって、気持ちが前向きになってきたんですよね。
もともと絵を描くのが好きなんですけど、最近はiPadで絵を描いてLINEスタンプを作ってみたりもしています。休肝日は創作の時間にあてたりして、これが結構いいんですよ。最近はこういう時間を持ち続けていけそうだなって思えるようになってきました。
──面談で話したことで、意識が変わったんですね。
パリッコ:はい。フォーネスビジュアスは単に結果を見るだけではなくて、コンシェルジュに話を聞くところまでがワンセットだなと本当に思いました。面談によって理解が深まって、次はこれをやってみようって思える。
一番最初の面談の時は、正直「自分は健康なんて気にしてもしょうがないのかな」って諦めていた部分もあったんです。でも「まだ間に合いますよ」「前向きに考えていいんです」って繰り返し言ってもらえたことで勇気をもらえた。
そして1年たった今回、結果に変化が出たことも含めて本当にありがたいです。

──スズキさんは、今回の面談を経てどんなふうに感じましたか?
スズキ:最初結果だけ見た時は、正直「数値が悪くてダメだな」って落ち込んでいました。でも面談では、その中から「ここはいいところですよ」とか「こういう方向が見えますよ」って教えてくれる。
反省点は多かったですが、小林さんと話すことで、前回の失敗もふまえて「次に何をすればいいのか」が具体的に見えたのが本当によかったです。そこをコンシェルジュが一緒に考えてくれるから、じゃあ次はこうしてみようと行動に移せる。そこがいちばん大きいですね。
──最後に小林さんからあらためて、お二人と近しい世代の読者に向けて、生活習慣との向き合い方についてのアドバイスをいただけますか?
小林:生活習慣との向き合い方というかなり大きなテーマのように感じますね。それに世の中にはたくさんの情報があふれています。食事法、運動法、習慣化のテクニック……。でも、結局のところ大切なのはシンプルな二つです。
一つ目は、自分の体の声やサインを確認すること。なんとなく不調を抱えたまま日々過ごしている方って、実はすごく多いと思うんです。
通常の健康診断でももちろんいいんですが、フォーネスビジュアス検査のように未来の健康に関するリスクまで知れるような検査を受けることで、自分の体が発しているサインに気付きやすくなります。
まずは、健診などを受け、結果を自分でしっかり確認する時間を持っていただきたいです。
──もう一つの大事な点は何でしょうか?
小林:結果を見てそれで終わりにしないことです。結果を踏まえて、自分はこの先どうなりたいのか、そのためにどんな生活習慣が必要なのかを考える時間を持つこと。それがすごく大事なんです。
人間も車と同じで、点検してメンテナンスしていかないと一生使える状態には保てません。皆さん忙しい世代だと思いますが、この先長く健康に働くためにも、自分の好きなことを存分に楽しむためにも、自分の体の声に耳を傾けて向き合う時間を意識的に作っていただきたいです。
──とはいえ、自分だけで考えるのは難しい場合がありますよね。
小林:そうなんです。どう変わりたいのか、そのために何が必要かを自分だけで考えるのは難しいことも多いですし、知識が足りないとなかなか行動までつながらないことや、逆効果なことをしてしまう場合もあります。
そんなときはぜひ、私たちコンシェルジュのような専門家に相談してほしいですね。自分一人で抱え込まず、頼ることも大事です。
例えば「ダイエットにチャレンジしているけれど、何回やってもうまくいかない」という方はたくさんいます。でもそれはきっと、その人に合う方法が見つかっていないだけなんです。
どんな方法がいいか一緒に考えてくれる人と出会えるだけで、きっと方向性が見えてきます。必要な時は専門家を頼って、自分に合った、無理のないやり方を見つけてほしいですね。

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さらに、お2人分を同時にお申し込みいただくことでお得に利用できる「ペアプラン」もご用意しています。
利用条件は「2人同時にお申し込みいただくこと」なので、ご家族でもご友人でもOK。お互いに健康が気がかりなご夫婦や親子、友人など、ご自身と大切な方との生活習慣改善にぜひお役立てください。
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フォーネスビジュアス検査は、以下の方のデータを対象として行われた分析結果に基づき判定します。
- 20年以内の認知症発症リスク:49歳以上かつ、認知症を発症していない方
- 5年以内の認知症発症リスク(※):65歳以上かつ、認知症を発症していない方
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- 5年以内の肺がん発症リスク:喫煙歴のある50歳以上かつ、がんを発症していない方
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- 4年以内の慢性腎不全発症リスク: 23歳以上の方
- 現在の体の状態:18歳以上の方
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取材:藤堂真衣
撮影:小野奈那子
編集:はてな編集部
