高樹(多田)千佳子さんの現在|元お天気キャスターからヘルスケアベンチャー社員へ至る道のり

高樹(多田)千佳子さんの現在|元お天気キャスターからヘルスケアベンチャー社員へ至る道のり

「めざましテレビ」のお天気キャスターとしてお茶の間の人気者だった多田(高樹)千佳子さん。結婚・出産を機に、17年間活躍したテレビ業界を離れ、現在はNECグループのヘルスケアベンチャー「フォーネスライフ」で新たなキャリアを築いています。

華やかな世界から一転、異業種への転職を決意した背景には、一体何があったのでしょうか?多田(高樹)さんの転機や現在の仕事への想い、そして今後の目標をインタビューしました。

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▼高樹(多田)千佳子さん年表

出来事
大学4年時 めざましテレビのお天気キャスターとしてデビュー
大学卒業後 フジテレビ「めざましテレビ」のお天気キャスターを3年間務める
アナウンサー活動期 「めざましどようび」「すぽると!」などで活躍
2019年 結婚・出産を機に芸能界を引退、宅地建物取引士の資格を取得し、不動産会社に転職。
2020年に係長に昇進
2023年 フォーネスライフに転職し、広報・PR担当として従事
現在 メディアに向けた広報活動、SNS発信など、様々な広報活動に挑戦。医療情報をわかりやすく伝える活動にも今後は注力したい

大学時代から夢だったアナウンサー

──本日はよろしくお願いします。多田(高樹)さんは、これまで色々なことをご経験されていると思いますが、まずはアナウンサーを目指されたきっかけを教えていただけますか?

多田(高樹)千佳子さん(以下、多田):はい、よろしくお願いいたします。アナウンサーを目指したきっかけは、大学時代の授業でのプレゼンテーションでした。自分の言葉で伝えることがとても楽しく、快感を覚えたんです。そこから、「人に何かを伝える」仕事に興味を持つようになり、アナウンサーが選択肢に入るようになりました。

──大学時代からアナウンサーを目指されていたんですね。学生時代からテレビのお仕事に関わっていたのでしょうか?

多田:そうなんです。めざましテレビのお天気キャスターのオーディションに合格し、大学4年生からは平日の朝に生放送に出演しながら、大学に通っていました。


──大学生活と両立するのは大変だったのでは?

多田:はい、朝3時半に起きて、準備をして局に向かい、生放送を終えてから大学へ行くという生活だったので、かなりハードでしたね(笑)。でも、大好きな仕事だったので、毎日が充実していました。大学卒業後も続けさせて頂き、3年間務めました。

──すごい活動量ですね!その後も「めざましどようび」や「すぽると!」など、様々な番組で活躍されていた印象があります。

多田:そうですね。めざましどようびでは、全国各地を巡るニュースのロケの仕事がとても楽しかったです。スポーツキャスターとしては、プロ野球やゴルフなど、様々な競技を取材しました。現場の熱気や選手の真剣な表情を間近で見ることができ、貴重な経験をさせていただきました。

▼まとめ

高樹千佳子さんは、大学時代のプレゼンテーションをきっかけにアナウンサーを志し、学生時代からフジテレビ系列の番組でリポーターや「めざましテレビ」のお天気キャスターとして活躍。卒業後もアナウンサーを続け、「めざましどようび」や「すぽると!」など様々な番組で全国各地を巡り、スポーツの現場を取材するなど、多岐にわたる経験を積んだ。

結婚・出産を機に、17年間のアナウンサー生活に幕を閉じる


──華やかな世界で活躍されていた多田(高樹)さんが、なぜ異業種への転職を考えられたのでしょうか?

多田結婚、出産を経験し、不規則な生活リズムと子育ての両立が難しくなってきたことが、転職を考える大きなきっかけでした。また、アナウンサーとして第一線で活躍し続けることの難しさも感じていました。

──テレビのお仕事は華やかなイメージがありますが、やはり大変なことも多かったのでしょうか?

多田:そうですね。特に、子供たちの夏休み期間中に全国各地を回る「お天気キャラバン」は大変でした。沖縄から北上し、フジテレビ系列28局を7月下旬から8月にかけて回り切るという過酷なスケジュールでした。

毎日違う場所で生放送を行うため、体力的に大変でした。睡眠時間も不規則になりがちで、体調管理には苦労しました。さらに、週末は一旦東京に戻り、その合間に洗濯をしてから、また次の放送場所へ移動する必要がありました。自分がどこにいるのかわからなくなることもありましたね。

──確かに、華やかな面の裏側には、想像以上の苦労があったのですね。そのような状況の中で、転職を決意された時の気持ちはいかがでしたか?

多田:正直、寂しさや不安もありました。17年間続けてきた仕事から離れることに、迷いもありました。でも、周りの先輩を見ていても、第一線で活躍し続けられるのはほんの一握り。年齢を重ねるにつれて、徐々に担当番組が減っていくことも現実としてありました。

──将来への不安もあったのですね。

多田:はい。でも、それ以上に「やり切った」という達成感と、新たな挑戦への期待感もありました。子どもが生まれてからは、一緒に過ごす時間を大切にしたいという思いが強くなり、アナウンサーの不規則な働き方よりも、安定した働き方を求めるようになりました。

──それで、宅地建物取引士の資格を取得されて、不動産業界への転職を?

多田:そうなんです。大学時代に建築を専攻していたこともあり、住宅や不動産にはもともと興味がありました。ただ、不動産業界に飛び込むからには、手ぶらではいけないと思い、宅地建物取引士の資格を取得しました。

▼まとめ

結婚・出産を機に、アナウンサーの不規則な生活と子育ての両立が難しくなり、17年間のアナウンサー生活に幕を閉じた多田(高樹)さん。体力的に厳しい地方ロケや不規則な生活による体調管理の苦労など、華やかな仕事の影には多くの苦労があったようです。

不動産業界への挑戦と新たな気づき

──不動産業界を選ばれたのは、大学時代に建築を専攻されていたことも関係しているのでしょうか?

多田:はい、大学で建築を学んでいた経験は大きかったですね。

──不動産会社での仕事はいかがでしたか?

多田まったくの会社員未経験からのスタートだったので、戸惑うことばかりでした。名刺の渡し方から、メールの書き方、パソコンの基本操作まで、イチから教えてもらいました。

この会社は若手が活躍できる環境で、上司や先輩のサポートもあり、短期間で係長に昇進することもできました。会社の成長スピードが速く、常に新しいことに挑戦できる環境だったので、毎日が刺激的で、やりがいを感じていました。

▼まとめ

不動産業界に飛び込んだ多田(高樹)さん。未経験からのスタートで苦労もありましたが、上司や先輩のサポートを受けながら成長し、短期間で係長に昇進しました。会社の成長スピードの速さや常に新しいことに挑戦できる環境にやりがいを感じていました。

フォーネスライフとの出会い、そして新たな挑戦へ

──4年間勤務された会社から転職しようと思ったきっかけは何ですか?

多田:子供が小学校に上がり、いわゆる「小1の壁」にぶつかりました。「毎日決めれらた時間に出社」ではなく、もう少し柔軟な働き方にしたいと感じるようになったことが最初のきっかけです。

──フォーネスライフを知ったきっかけは何だったのですか?

多田:転職サイトで「テレワーク」「フレックス」で検索していたら、フォーネスライフがヒットしたんです。リモートワークが可能で、フルフレックスという働き方も魅力的でしたが、何より「誰も病気にならない未来」という理念に興味を持ちました。母が薬剤師ということで、その影響もあり「医療・ヘルスケア分野」への関心は元々高かったこともあります。

──最終的にフォーネスライフに決めた理由は?

多田:いくつか理由がありますが、最後に決め手となったのはやはり「誰も病気にならない未来。誰もが自分らしく生きられる社会へ。」という理念に共感できたことです。私自身も、これまで何度も病気になり、その度に病院で診察を受け、薬局で薬を処方してもらうという経験をしてきました。薬を飲んで治すことが当たり前だった私にとって、「病気になる前に対策する」という考え方はとても新鮮で、こんな未来を目指す会社で働けたら面白いだろうなと思いました。

また、リモートワークが可能でフルフレックスという多様な働き方も、子育て中の私には魅力的な要素でした。面接官の方と話をする中で、会社の雰囲気や人柄が良いと感じたことも大きなポイントでした。

──実際にフォーネスライフで働いてみていかがですか?

多田:もちろん業務を調整した上ですが、とても柔軟に働かせてもらっています。子育て中の私にとって、とてもありがたい環境です。例えば、子どもの学校行事がある時は、午前中に仕事を終わらせて午後から参加することもできますし、子どもの体調が悪い時は、1時間から時間休を取得できたり、中抜けできたりしますので、病院に連れ添うこともできます。

──フォーネスライフの社風やカルチャーはいかがですか?

多田:社員一人ひとりが自分の意見を積極的に発信し、新しいことにチャレンジする雰囲気があります。また、リモートワークでもコミュニケーションが活発で、チームワークも抜群です。

──ヘルスケア業界で働くことについてはいかがですか?

多田:専門用語が多く、最初は戸惑いましたが、日々勉強しながら取り組んでいます。人の人生に関わる大切な分野なので、責任感を持って仕事に取り組むように心がけています。また、ヘルスケアの情報をわかりやすく伝えることで、人々の健康リテラシー向上に貢献できるという点にも、やりがいを感じています。

▼まとめ

高樹さんは、不動産会社での経験から広報スキルを活かしたいと考え、転職活動中にフォーネスライフの「誰も病気にならない未来」という理念に共感し転職。リモートワークが可能でフルフレックスといった働き方、そして明るい社風やチャレンジ精神あふれる雰囲気に魅力を感じている。

フォーネスライフでこれから実現したいこと

──現在のお仕事内容と、今後の目標について教えてください。

多田:広報・PRを担当しています。主な業務は、社外への情報発信とメディアに向けた広報活動です。当社の広報活動はまだまだ発展途上のため、私の経験を活かして、会社の成長に貢献したいと考えています。フォーネスビジュアスにご興味があるメディア関係者の方、ぜひご連絡ください(笑)

ヘルスケアの専門用語に苦戦することもありますが、社員一人ひとりの個性を活かした情報発信やヘルスケア情報をわかりやすく伝える工夫など、日々新しいことに挑戦しています。例えば、SNSでの情報発信、メディアとの関係構築などを行っています。

──今後、特に力を入れていきたいことはありますか?

多田:はい、フォーネスビジュアスをより多くの人に知ってもらうために、様々な情報発信をしていきたいと考えています。特に、SNSやYouTubeなどのオンラインでの情報発信に力を入れていきたいですね。

例えば、社員の日常や仕事風景を紹介する動画を制作したり、ヘルスケアに関する情報をわかりやすく解説するコンテンツを配信したりしたいと考えています。また、ユーザーの方々とのコミュニケーションも積極的に行い、フォーネスビジュアスに対してより親近感を持ってもらえるような取り組みもしていきたいですね。


──今後の目標は?

多田:フォーネスビジュアスをもっと多くの人に知ってもらい、健康で幸せな社会の実現に貢献できるよう、様々な情報発信をしていきたいと考えています。また、ヘルスケア情報をわかりやすく伝えることで、人々の健康リテラシー向上にも貢献できたらと思っています。

▼まとめ

高樹さんはフォーネスライフで広報を担当し、社外への情報発信やメディアに向けた広報活動に携わっています。今後はフォーネスビジュアスをより多くの人に知ってもらうため、SNSやYouTubeでの情報発信に注力し、社員の日常や仕事風景、ヘルスケア情報をわかりやすく解説するコンテンツなどを配信予定です。


高樹千佳子さんのこれまでの歩みは、まさに「変化を恐れず挑戦し続ける」という言葉がぴったりです。華やかなテレビの世界から、全く異なる不動産業界、そして現在はヘルスケア分野へと、常に新しいステージに挑戦する姿は、多くの人に勇気を与えます。

特に、子育てをしながらキャリアを切り開いていく姿は、同じように仕事と家庭の両立を目指す方の指針の一つになるでしょう。

フォーネスライフでの新たな挑戦は始まったばかりです。「誰も病気にならない未来」という壮大な目標に向かって、高樹(多田)さんがどんな活躍を見せてくれるのか、これからも目が離せません。



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取材・構成・編集・撮影:lala a live編集部