40代でもかかる心筋梗塞、発症リスクを知れば対策可能。再発リスクも予測できる「フォーネスビジュアス」

40代から気になる「心筋梗塞」は、発症・再発リスクを知れば対策が可能。疾病リスク予測サービス「フォーネスビジュアス」

40代ごろから発症することが増える「心筋梗塞」。2021年の日本における死因の中では、心筋梗塞などを含む「心疾患」が、がんに次ぐ第2位となりました*1

動脈硬化(動脈の血管が硬くなって弾力性が失われた状態)によって心臓の血管に血栓(血液の固まり)ができることで血管が詰まり、心筋の細胞が壊れてしまう病気*2で、突然死の原因になることも多いといわれています*3

発症しやすい年齢は、男女別に下記の通りです。

  • 男性:30代後半〜40代から増加し、60代がピーク
  • 女性:閉経後に増加し、70代がピーク

特に、動脈硬化の原因となる高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙は心筋梗塞の4大冠危険因子(狭心症や急性心筋梗塞という冠動脈疾患を引き起こすリスク因子)といわれています。これらの疾患や習慣がある場合はより注意が必要です。

さらには発症の引き金として、ストレスやうつなどの影響が大きいことも分かっています。日頃から不規則な生活をしている人や、ストレスを抱えやすくうまく発散できていない人などは、発症リスクが高まりやすいといえるでしょう。

50歳で心筋梗塞になったブラザートムさんの経験談

下記記事では、無茶な食生活を続けたことで50歳の時に急性心筋梗塞を発症し、救急搬送された経験を持つブラザートムさんにインタビューしています。

発症するまで危機感なく過ごしていたそうですが、入院後「一時は命の危機がある状況だった」と医師に告げられ、心筋梗塞の怖さを実感したそう。年齢とともに再発のリスクが高まることを自覚した上で、大好きだったお酒やタバコも控えるようになりました。また、長らく「病院嫌い」だったそうですが、現在は2カ月に1回はかかりつけの病院に行き、小さな不調でも見逃さずに相談することで、再発リスクに備えるようになったといいます。

記事:めちゃくちゃな食生活を20年続けたら心筋梗塞に ─ 病院嫌いだったブラザートムさんを変えたもの

命が助かった場合でも、心不全や不整脈などの後遺症が残るケースもあります。症状の度合いによっては長期の治療が必要になったり、退院後の生活で身体負荷のかかりやすい動作に制限がかかることも*4

また発症に関連して気になるのが、医療費の負担についてです。公益社団法人全日本病院協会が公開している2022年度のデータで見ると、急性心筋梗塞を発症した場合の入院費用は平均約174万円で、その場合、3割の自己負担額は約52万円となります*5

発症リスクが高い中高年世代にとっては「自分もなるかもしれない」「家族が発症しないだろうか」「かかったら、金銭面の負担も大きいな……」と不安になることも少なくないでしょう。

心筋梗塞は死因につながりやすい病気でもありますが、一方で、発症を防ぐための対策が取れる病気でもあります。さらには近年の研究成果により、発症前に「将来心筋梗塞になる可能性」を知ることも可能になりました。

心筋梗塞のほか、認知症、脳卒中、肺がん、慢性腎不全発症のリスクを可視化し、さらには対策のための生活習慣改善を助けるのが、NECグループ発の疾病リスク予測サービス「フォーネスビジュアス」です。

心筋梗塞は、なる前に対策ができる病気

心筋梗塞の予防は、動脈硬化の進行予防とイコール*6。禁煙や、高血圧、高脂血症、糖尿病などの疾患を予防・治療することが重要です。

そのために必要なのが、バランスのよい食生活、適度な運動など「生活習慣」を整えること。健診で心臓の検査を受けて定期的にチェックすることも大切ですが、日頃の生活の中で対策していくことがまず第一といえるでしょう。

また、心筋梗塞は再発することも多い病気ですが、生活習慣を整えることで再発を予防する効果も期待できます*7

そこで、「将来心筋梗塞になる可能性」と「過去に心筋梗塞を発症した方が再発する可能性」を予測し、さらには対策のための具体的な生活習慣改善方法もご提案するNECグループ発の疾病リスク予測サービス「フォーネスビジュアス」をご紹介します。

「心筋梗塞」への不安に対して、フォーネスビジュアスでできること

疾病リスク予測サービス「フォーネスビジュアス」では、4年以内の心筋梗塞をはじめとした各種疾病の発症リスクを予測。

さらには結果に応じて、コンシェルジュ(保健師)との面談などを通じ、ご自身に合った、無理なく実践できる生活習慣改善方法をご提案します。

世界的に活用されている米国SomaLogicの技術に基づいた疾病リスク予測

フォーネスビジュアスは、多くの分野の研究で活用実績がある、米国SomaLogicのタンパク質測定「SomaScan」を採用して疾病リスクを判定しています。SomaLogic社のタンパク質解析技術を活用した検査は、日本国内ではフォーネスビジュアスが初めてかつ唯一(2023年12月時点)です。

世界的に活用されている米国SomaLogicの技術に基づいた疾病リスク予測

人間の体内にあるタンパク質はその人の健康状態によって日々変化しており、特定の疾病が発症する前には、タンパク質の構成比に変化が見られることが分かっています。これまでの研究から、「こういうタンパク質の構成の人は、4年後に心筋梗塞を発症している」といった多くのデータを集めてビッグデータとして解析することで、フォーネスビジュアスでは疾病リスク予測を可能にしました。

健康診断とフォーネスビジュアスの違い(フォーネスライフ社長インタビューより)
健康診断とフォーネスビジュアスの違い(フォーネスライフ社長インタビューより)

フォーネスビジュアスでは、少量の血液を採取し、血液中のタンパク質構成比を解析することで将来の疾病リスクを予測しています。

生まれてから死ぬまでほとんど変わらない「遺伝子」の検査とは異なり、生活習慣により日々変化しているタンパク質を測定するため「今抱えている疾病発症リスク」を捉えられるのが特徴です。

2023年12月時点で、約7,000種類のタンパク質を解析可能。これにより、以下をレポート形式で可視化できます。

  • 4年以内の心筋梗塞・脳卒中発症リスク
  • 20年・5年以内の認知症(アルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性など)発症リスク
    • ※5年以内の認知症発症リスクは65歳以上の方にのみご提示いたします
  • 5年以内の肺がん発症リスク
  • 4年以内の慢性腎不全発症リスク

※検査結果は、医療機関の医師の診療として個人に提供されます。
※検査結果は、医療機関の医師の診療として個人に提供されます。

さらには現在の体の状態として、以下の項目も同時に分かります。

  • 耐糖能
  • 肝臓脂肪
  • アルコールの影響
  • たばこの影響
  • 心肺持久力
  • 内臓脂肪
  • 安静時代謝量

検査結果のレポート(フォーネスライフ社長インタビューより)

検査結果のレポート(フォーネスライフ社長インタビューより)
検査結果のレポート(フォーネスライフ社長インタビューより)

耐糖能が低下した状態である糖尿病*8や喫煙は動脈硬化の原因となるため、心筋梗塞の大きなリスクとして考えられています。また心肺持久力や安静時代謝も、心疾患の発症に関わりがあることが研究で明らかになってきています*9。これらの数値を知ることでも、心筋梗塞の対策につながります。

この「フォーネスビジュアス 検査結果報告書」と、各疾病とそのリスク予測について解説した「フォーネスビジュアス 検査ガイド」、および健康診断の結果等をもとに、必要に応じて医師と相談の上、健康状態の把握や改善に役立てていただけます。

4年以内の再発リスクも分かる

心筋梗塞は一度発症するとその後の再発のリスクが高く、継続した治療と生活習慣の改善が必要だと言われています*10。フォーネスビジュアスでは、過去に心筋梗塞を発症した経験がある方の「4年以内の再発リスク」も検査できます。

フォーネスビジュアスが提供している心筋梗塞の再発リスク予測は、3万以上の血液サンプルを用いて開発された高精度な再発リスクモデルを採用しており、その研究結果は論文でも発表されています*11

検査後は、心筋梗塞対策に向けた生活習慣改善を「オンライン健康相談」でサポート

前述の通り、心筋梗塞の予防を考える上では、日頃の生活習慣の改善が重要です。

フォーネスビジュアスでは、疾病リスクについての検査結果をお渡しするだけでなく、その後の生活習慣改善についても、コンシェルジュによるオンライン健康相談でサポートします。

検査後は、心筋梗塞対策に向けた健康改善を「オンライン健康相談」でサポート

1回のお申し込みにつき、2回のオンライン相談を実施。保健師の資格を持つコンシェルジュが、フォーネスビジュアス検査や健康診断の結果を踏まえ、あなたの健康状態の理解を深めるサポートや、あなたに合わせた食事・運動・睡眠などの生活習慣の改善提案・保健指導を行います。

2回目以降の健康相談では、生活習慣改善に取り組んだ結果を一緒に振り返り、さらなる改善に向けてアドバイスします。

相談対応時間は、午後12時〜午後8時で、1回あたり40分。フォーネスビジュアスアプリにて予約可能な日程を確認して、ご予約いただきます。

オンライン相談には、本人の同意があれば家族も同席可能。夫婦・親子などで話を聞き、改善に向けた取り組みを家族で一緒に考えることもできます。オンラインでの実施なので、遠方で暮らしていても同席可能です。


フォーネスビジュアスで実際に生活習慣を改善した様子については、下記の記事にて、フォーネスライフの社長自らが体験を語っています。こちらもぜひご覧ください。

👉フォーネスビジュアスは血液検査で将来の疾病リスクが分かる。体験した社長に健康面の変化を聞いた - lala a live(ララアライブ)│フォーネスライフ

フォーネスビジュアスの検査は4ステップで簡単

フォーネスビジュアスの検査は4ステップで簡単

フォーネスビジュアスの検査受診方法はとても簡単です。オンラインマーケットで商品を購入いただいたのち、お近くの取り扱い医療機関にて採血の予約をしていただき、予約当日に問診と採血を受けるだけ。待ち時間を除くと早ければ15分くらいで終わるため、一般的な健康診断や人間ドックよりもはるかに短い時間で検査が可能です。

約1.5カ月~2カ月後に、検査結果報告書と検査ガイドを医療機関からお送りいたします(お渡しの方法は郵送や来院など、医療機関によって異なります)。

今の自分に本当に必要?と思っている方へ

将来の健康は気になるけれど「今はまだ元気だし、まだ自分には必要ないかも」「ちょっと面倒かな」「本当にこれで疾病リスクが分かるの?」と疑問に思われる方も多いかもしれません。しかしフォーネスビジュアスは、今はまだ元気な方にこそ、おすすめしたいサービスです。

自分はまだ元気で大きな不調もないし、心筋梗塞にはかからないはず

「この先病気になるかもしれない」リスクを知っておけば万が一の場合にも対策ができるため、より安心して、健やかな人生を送ることにつながります。「発症前」にリスクを知って対策することが目的のため、まだ病気になっていない「元気なうち」がチャンスです。

まだ若いし、今検査を受ける必要はないかな

心筋梗塞は、男性では30代後半から増加し始めます。女性の場合は閉経後に増加する傾向がありますが、発症にはそれまでの生活習慣が大きく影響します。そのため、できれば男性でも女性でも、30代後半を目安に検査していただき、将来のリスクに備えるのがおすすめです。

こういう検査って時間がかかりそうだし、利用が面倒だな

医療機関での問診と少量の採血のみで検査ができるため、待ち時間を除けば、かかる時間は早い場合で15分程度。一般的な健康診断や人間ドックよりもはるかに短い時間でご利用いただけます。健康診断などと異なり、事前の食事制限は不要です。

本当に信頼できるほどの実績があるサービスなの?

フォーネスビジュアスは、NEC グループが米国SomaLogicの技術を元に開発および提供している検査サービスです。

自治体との取り組みも進んでおり、2023年3月には、日本の平均を上回る36.23%の高齢化率となっている熊本県荒尾市と共同で、応募で集まった40代から70代まで、計61名の荒尾市民の方々に向けてフォーネスビジュアス検査を実施しました。参加者からはこの検査を病気の予防に繋げたいというコメントが多くあったほか、ICTとヘルスケアを組み合わせた新しい技術への期待も寄せられました*12

お申し込みはこちら。お得なペア割も

フォーネスビジュアスの「疾病リスク予測フルセット(心筋梗塞・脳卒中 / 認知症 / 肺がん / 慢性腎不全の疾病リスクを予測可能)の価格は、49,800円。(税込54,780円)です。

さらに、お2人分を同時にお申し込みいただくことでお得に利用できる「ペア割」もご用意しています。

利用条件は「2人同時にお申し込みいただくこと」なので、ご家族でもご友人でもOK。お互いに健康が気がかりなご夫婦や親子など、ご自身と大切な方との生活習慣改善にぜひお役立てください。

購入前のお問い合わせ・ご注文

<検査のご利用にあたって>

フォーネスビジュアス検査は、以下の方のデータを対象として行われた分析結果に基づき判定します。

  • 20年以内の認知症発症リスク:49歳以上かつ、認知症を発症していない方
  • 5年以内の認知症発症リスク(※):65歳以上かつ、認知症を発症していない方
  • 4年以内の心筋梗塞・脳卒中の発症リスク:40歳以上の方
  • 5年以内の肺がん発症リスク:喫煙歴のある50歳以上かつ、がんを発症していない方
  • 4年以内の慢性腎不全発症リスク: 23歳以上の方
  • 現在の体の状態:18歳以上の方

※5年以内の認知症発症リスクは65歳以上の方のみご提示いたします

上記の対象外の方による本検査のご利用、ご活用については、取り扱い医療機関の医師とご相談いただく事をお願いしております。

  • 全身性エリテマトーデス (SLE) の方は、検査結果を算出できない場合があります。
  • 慢性腎臓病の方および 75歳以上の方は、4年以内の心筋梗塞・脳卒中発症リスク以外の項目の検査結果について正確に算出できない場合があります。
  • 妊娠中の方はご利用いただくことができません。

本検査は、健康保険の対象ではありません。医療機関の自由診療として実施されます

本検査は、特定の年齢層の方のデータを対象として行われた分析結果に基づき判定します

医師の判断によることなく、本検査の結果を、疾病の判断・治療・予防等に用いることはできません

本検査は、その結果の正確性や、他の検査方法と同等の結果の提供を保証するものではありません

将来の疾病予測に関する検査結果は、生涯にわたってのリスクを予測するものではありません

コンシェルジュによる健康相談およびアプリは、フォーネスライフからご利用者に直接ご提供するサービスです。これらは、ご利用者の生活習慣の改善、健康意識の向上をご支援するものであり、検査結果の改善や、疾病の診断、治療、予防等を目的とするものではありません

編集:はてな編集部

*1:参考:厚生労働省「性別にみた死因順位(第10位まで)別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合

*2:参考:e-ヘルスネット「狭心症・心筋梗塞などの心臓病(虚血性心疾患)

*3:参考:東京逓信病院「心筋梗塞

*4:参考:厚生労働省「心疾患の治療と仕事の両立 お役立ちノート

*5:参考:公益社団法人全日本病院協会「診療アウトカム評価事業 医療費」の「2022年度 性別 急性期グループ 年間集計」より算出

*6:参考:一般社団法人日本生活習慣病予防協会「心筋梗塞

*7:参考:国立研究開発法人国立循環器病研究センター「虚血性心疾患

*8:参考:e-ヘルスネット「糖尿病

*9:参考:「Cardiorespiratory Fitness as a Quantitative Predictor of All-Cause Mortality and Cardiovascular Events in Healthy Men and Women

*10:参考:厚生労働省「心疾患の治療と仕事の両立 お役立ちノート

*11:参考:「A proteomic surrogate for cardiovascular outcomes that is sensitive to multiple mechanisms of change in risk

*12:NEC「少量の血液で将来の病気を予測! ICTが地域の健康長寿に貢献、熊本県荒尾市で一歩