健康診断では分からなかった意外な黄色信号が? 在宅勤務の夫婦がフォーネスビジュアスで得た、実践的な「味」と運動のアドバイス


エンジニアの夫とともに在宅勤務をする、イラストレーターのてらいまきさん。コロナ禍をきっかけに健康への関心が高まり、食事など生活習慣の改善について夫婦での会話も増えていました。今回はそんな2人に、心筋梗塞・脳卒中などの発症リスクが予測でき、現在の体の状態も分かる「フォーネスビジュアス」を体験してもらいました。

毎年の定期健康診断もしっかりと受診していたてらいさんですが、検査後にコンシェルジュ(保健師)との面談を通して意外な問題点があることに気づいたそう。生活習慣をどのように改善していくとよいのでしょうか? フォーネスビジュアスを通じて気づいたこと、健康のために新しく始めようと決めたことについてつづっていただきました。

てらいまきさん アイコン
てらい まき

食べ物イラストが得意な京都在住イラストレーター。著書『めんどくさがりやの自分の機嫌を取る暮らし』『北欧フィンランド 食べて♪旅して♪お洒落して♪』『アイスランド★TRIP』『子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』絶賛発売中!

自分だけは健康!という謎の自信がありましたが

はじめまして。イラストレーターのてらいまきです。夫はソフトウェアエンジニア。2人の子どもを育てています。そして私、実はめーっちゃ健康を気にして生きております。

昔はなぜか健康に対して謎の自信に満ちあふれていました。日頃からお腹を全然こわさないとか、インフルエンザにも長らくかかったことがなかったとか(去年初めてかかった)。

私って健康なんだ〜〜〜〜〜!

そう思って生きてきました。

ところがその自信は、1人目の子どもの妊娠中に妊娠糖尿病*1の検査に引っかかったことで、ガラガラと音を立てて崩れました。妊娠糖尿病になると、将来的に糖尿病になるリスクがものすごく上がってしまうらしい。この事実を突きつけられたことによって、ようやく「健康って失うものなのでは?」と気づきました。

それまでは朝ごはんを食べないことも多かったり、その分お昼ご飯に菓子パン5個、夜は肉(野菜なし)と白米を山盛り食べたりするような食生活で、今思えば糖尿病まっしぐらなんだけど、なぜか「私だけは大丈夫だ」と思っていました。でも妊娠中の検査で、全然大丈夫じゃないことが分かった。

ただ救いだったのは、保健師さんの指導を受けたことを実践したところ再検査はクリアできたこと。指導してもらった通りに栄養バランスを考えた食事を、朝昼晩きちんと食べる。血糖値が急激に上がらないように食べる順番を意識して、まずサラダから食べる。タンパク質もしっかり取る。それで妊娠糖尿病の再検査を無事にクリア!!

このことがあって「生活を正せば身体はちゃんと応えてくれるんだ〜」ということにも気づけました。

「健康をキープしたい気持ち」強めでフォーネスビジュアスを体験

息子を無事に出産した後も血糖値は少し高めで、どうやら私は人より血糖値が上がりやすい体質だったようです。そのため息子の出産から7年たった今でも、血糖値を上げないよう食事には気をつけて、毎日8時間は睡眠を取り、毎日数分は筋トレをするようにしています。筋トレはその日できそうなことをYouTubeから気分で選んでいますが、中でもよくやっているのはスクワット!

健康診断も定期的に受けています。ちなみに過去、人間ドックで一度だけ尿検査に引っかかったこともありましたが、再検査では問題なし! 血糖値は本当に気にしているので、4カ月ごとにHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)*2を測っています。今のところ正常値。

ここまでは私の話ですが、夫も健康に対して意識が高く、私と同じくらいモチベーションがあります。私が妊娠糖尿病の検査に引っかかったときも「ちゃんとした食生活になるチャンスだね!」と前向きに捉えてくれたし、食生活もサポートしてくれました。私と同じ食生活を実践してサラダから食べたり、おかずの作り置きを用意してくれるなどすごく助かりました。

そんなこんなで夫婦ともに健康をキープしたいという気持ちはかなり強めなので、今回「フォーネスビジュアスの受診体験」という話をもらったときには「受けたいです!」と即答。将来の疾病リスクを知れるだけでなく、今後の生活をどのように改善していけばいいかアドバイスをもらえることにとても()かれました。夫も現時点で特に健康の不安はないものの「自分の身体のリスクは知っておきたい」とかなり前向きで、夫婦で受けてみることになりました。

あのまま高血糖になりがちな体質を知らずに生きていたらどうなっていたんだろう……と思っているので、自分の身体のことをもっと知ることができるのはとてもいい機会!

と期待しつつも「今の私って食生活はちゃんとしてるし、睡眠もしっかり取っていて、正直かなり健康的な生活でしょ!?」「せっかくの体験だけど何も引っかからないんじゃないかな〜」なんて密かに思っていました。

フォーネスビジュアスでは、20年・5年以内(※5年以内は65歳以上が対象)の認知症、4年以内の心筋梗塞・脳卒中、5年以内の肺がん、4年以内の慢性腎不全といった疾病の将来的な発症リスクに加えて、現在の体の状態を可視化できます。検査後にはコンシェルジュとの面談により、検査結果に応じた生活習慣の改善アドバイスを受ける機会があります。

詳しくはライターの地主恵亮さんによる体験記をご参照ください。

👉 40歳目前で健康が気になるので、フォーネスビジュアスで「将来病気になるリスク」を可視化してみた - lala a live(ララアライブ)│フォーネスライフ

検査結果は意外にも「4年以内の慢性腎不全の発症リスク」が黄色信号

ちょうど近所にフォーネスビジュアスの検査を実施しているクリニックがあったので、電話で予約して、採血してもらいました。それから結果が届くまでだいたい3週間*3。待ちわびた結果をさっそく見てみたら……。

えっ?

あれあれ……?

ちょっと待って……腎臓の項目が黄色信号なんですけど!? 腎臓って言うたらあれやん。私でも知ってる、血液のろ過とかしてくれるめっちゃ大事な臓器じゃないの?

そして心肺持久力も黄色い。安静時代謝量も低め……「うーん、全部クリアできると思ってたのに〜」とがっかりしつつ、コンシェルジュさんとの面談を待ちました。

フォーネスビジュアスのいいところは、何といってもコンシェルジュさんに40分も自分の健康について話をしてもらえるところ。それが本当に頼もしいよね。面談までの2週間もあまり不安にはならず、「アドバイスを実践して腎臓を元気にするぞ!」とやる気でいっぱい。

ちなみに気にしていた「耐糖能」の項目は問題がなかったので、日頃の食生活の成果が出ているのかなとうれしくなったりもしました。

メモを片手にいざ面談へ

今回担当してくださったコンシェルジュは小林汐梨(こばやし・しおり)さん。約10年間、都内・千葉県内の病院で看護師として勤務されて、生活習慣改善の患者教育にも携わっていた方だそう。

面談はZoomで行われ、お互いの同意があれば夫婦で一緒に受けることができます。お互いの結果を一緒に聞く方が健康への取り組みも足並みを揃えられるかなと思っていたので、とてもありがたいポイント。まずは、私から受けることにしました。

飲んでいる薬や、身長体重、かかった病気、人間ドックの結果など聞かれて、現時点の健康状態についても丁寧にヒアリングが。人間ドックの尿検査で引っかかった経験があることと今回の結果から、腎臓について少し心配であることを伝えました。

そして小林さんと一緒に診断結果を見ていきます。発症リスクが低かった項目の説明をさらっと受けて、気にしている腎臓のことについて多めに時間を取ってくれました。一般に腎臓は、健康診断時の血液検査などで測定されるクレアチニンの数値で正常かどうか判断できるそうだ。ぜんぜん知らなかった……メモメモ。

一方でフォーネスビジュアスは血中タンパク質の構成パターンから将来の疾病リスクを判定しているので、健康診断の血液検査とは違うことが分かるらしい。確かに3月に受けた健康診断の結果をあとで見てみたら、クレアチニンは正常値だった。現在の数値が正常でも、腎臓に関しては将来の疾患リスクが少し高めということらしい。今、分かって本当によかった〜。

そして、将来の疾患リスクを減らすために、生活習慣をどう改善していけばいいか? を小林さんに教えてもらいました。「そうそうこれが聞きたかったんだよ〜」とメモを取る手にも力が入る。

コンシェルジュが教えてくれた「塩分を意識する生活」

腎臓については、生活習慣が大事だそう。「え……でも私、生活習慣わりとイケてる方では……?」と思ったけど、塩分とストレスにより腎臓に負担がかかっているとのこと。

正直、塩分については思い当たる節があり過ぎてギクっとする! 糖質についてはずっと気にしているので、食べ物を買うときには成分表示の糖質と炭水化物の項目を確認していた。でも塩分は血糖値に関わってこないので、まーったく気にしてなかったのだ!!

ところがこれを横で聞いていた夫は「やっぱり〜」と思ったそう。餃子のタレもたっぷりつけるし、ドレッシングもかけまくるし「塩分過多では?」と思っていたらしい。実際、夫から「もうちょいタレ少なくしたら?」とけっこう言われていたけど、血糖値は上がっていないし「別によくな〜い?」とスルーしていました。

ただし、ここで「数年後のリスクが少し高め」ということが分かったので、普段の生活で気をつけることも教えてもらう。これからが大事なんだもんね!

小林さん曰く、和食はそもそも塩分が多いとのこと。塩分の摂取量は、女性だと1日6.5グラムが推奨。多くても7gくらい。しかし、みそ汁には2g、牛丼で3グラムと、塩分は意外に含まれている。これは知らなかったので本当にびっくり。ちなみに醤油ラーメン(スープ飲み干しバージョン)では、なんと6グラム!!

和食は塩分が多いって聞いたことはあったけど、本当に意外と多いんだな〜。

そして気にかけるポイントも教えてもらった。

  • 醤油はかけるのではなく、つける
  • ドレッシングも塩分がわりと多いので、かけ過ぎない
  • まず「自分が塩分をどれくらい取っているか?」を意識した生活を始めてみる
  • 水分も意識して取る

水分は1日で1.5リットルほど取っているので、これについては問題なし! やった〜!

ということで腎臓を守るため、塩分を意識する生活が始まるっ!


少しでも運動をしていることを褒められる

次の話題は、目盛りで少し低めの方に寄っていた安静時代謝量。実はこの項目の目盛りは性別や年齢を考慮せずに、安静時代謝量が多いか少ないかを位置で表したもの。そのため体重の少ない女性の場合は、目盛りでみると「少」の方に位置してしまうとのこと。私の「1440kcal/日」は、同世代の女性の標準よりも高い数値ということでした。なので心配しなくても大丈夫らしい。よかった……。

ただし、運動はした方がいいとのアドバイス。一応、1日数分の筋トレはずっと続けているが「そんな少しやってる程度でいいのかな〜」と思っていたところ「運動はちりつもなので、1日数分でも筋トレされているのは素晴らしいです!」とのお褒めの言葉。

褒められると、うれし〜!!

これからも続けようと前向きな気持ちになれました。続けます。筋トレ!

そして私がデスクワークであることを伝えると、やはり座りっぱなしはよくないそう。そこで教えてもらったのがこれ!

  • 1時間に1回でも立つ
  • 貧乏ゆすりでもOK
  • かかとを上げ下げする(座りながらでOK)

「本当に立つだけでもいいの?」と思ったけど、それだけでも全然違うんだって! 足の筋肉は大きいので、少しでも動かすことで血液循環がよくなるとのこと。「毎日1時間ジョギングしてください」って言われたらどうしようかと思っていたけど、これくらいならできそうだ〜!!

夫婦で低かった心肺持久力には、週末だけでも重めの運動を

私の話ばかりしたけど、じゃあ夫の結果はどうだったかというと、ほぼ問題なかったです!!

これは本当〜に良かった。腎臓についてもまったく問題なかった。

「なぜ……? 夫もリモートワークで、3食同じものを食べているはずなのに?」

そう思ったけど、夫はもともと薄味嗜好。餃子もタレをかけずに食べるし、サラダもドレッシングなしでそのままいくタイプ。私が「塩が足りなかった!!」と料理に追い塩してるときも「十分おいしいけどね」と言う。夫が「味が薄いな〜 物足りないなあ〜」と言ってるのを聞いたことがない。

そういうことの積み重ねなのかもしれない。見習いたい。

ただし! 夫にも私にも共通して低い項目がありました。それが心肺持久力! 簡単にいうとスタミナが足りてないということらしい。確かに、よく2人で「しんどい」「つかれた」と言って床に転がっている気がする。

心肺持久力を上げるには、やはり運動をするしかないらしい。おすすめの運動はHITT(ヒット)。

HIITとは「High Intensity Interval Training高強度インターバルトレーニング)」の略で、負荷の高い運動と小休憩を繰り返すトレーニング法のこと。HIITについてはやったことが何回かあるので分かるのだが、かなーりしんどい運動ではある。「これを毎日は無理だよ……」と正直に伝えたら、小林さんからご提案が!

「土日だけでもお子さんと一緒にやってみたらどうですか? うちにも子どもがいますが、意外と一緒に運動してくれるんですよ〜。20分くらいするのがいいですよ。」

なるほど。私も夫も、土曜だけならきっついHIITもできるかもしれない。今疲れやすいってことは、この先何もせずによくなるなんてことはなくて、もっと疲れやすくなるってことだろうから、スタミナをつけていきたい!

スタミナをつける運動と言われても何をしたらいいかピンとこないけど、具体的にどの運動をしたらいいのか教えてもらえるのは本当に助かるし、やる気にもつながる。


身体の状態がより立体的にイメージできるアドバイス

毎年の健康診断は現在の状態をできるだけ詳しく知るためのもので、今回受けたフォーネスビジュアスは将来の疾患リスク予測。なので将来に対して対策していけることが、大きなメリットだと感じました。定期健康診断を受けつつフォーネスビジュアスを併用することで、身体の状態がより立体的に見えてくるイメージです。

今までの人生を振り返っても「妊娠糖尿病の検査に引っかかる」くらいに決定的なことが起きないと、生活習慣を変えられた試しがない。なので今回の検査で腎臓に黄色信号が出たことも「怖い!」というより「知ることができてよかった!」と安堵の方が大きい。さっそく塩分を気にする生活を始めてみています。

血糖値は実際に下げることができたんだから、ちゃんと対策すれば身体は応えてくれるはず! 夫も、私の塩分について以前より注意して見てくれるそう。これからは夫の意見もスルーせず、しっかり聞いていこう。こうやって夫婦で健康への認識が揃うのもいいですね。

そして何より、コンシェルジュさんからすぐに実践できる具体的なアドバイスをもらえたことがすごく参考になりました。でも今回は聞きたいことがあり過ぎて、実はまだ全てを聞けていないのです。でも大丈夫!

なんと面談は2回ある!!

すごくないですか? 2回目の面談では、腎臓にいいとされている運動の話をより詳しく聞くということで終わりました。2回目も楽しみ〜!!

※記事中で紹介している検査結果の内容は、ご本人の同意のもと掲載しています。

お申し込みはこちら。お得なペア割も

この体験記事で紹介されている「フォーネスビジュアス」は次のリンクからお申し込みできます。

さらに、お2人分を同時にお申し込みいただくことでお得に利用できる「ペア割」もご用意しています。

利用条件は「2人同時にお申し込みいただくこと」なので、ご家族でもご友人でもOK。お互いに健康が気がかりなご夫婦や親子など、ご自身と大切な方との生活習慣改善にぜひお役立てください。

漫画家の横山了一・加藤マユミご夫妻がペア割でフォーネスビジュアスを体験した様子を紹介している記事はこちらから。

👉 運動不足な40代の漫画家夫婦が「健康的な20年後」に向けて始めたこと 横山了一さん加藤マユミさんのフォーネスビジュアス体験記

購入前のお問い合わせ・ご注文

0120-009-439

受付時間:平日 9:30〜17:30

<検査のご利用にあたって>

フォーネスビジュアス検査は、以下の方のデータを対象として行われた分析結果に基づき判定します。

  • 20年以内の認知症発症リスク:49歳以上かつ、認知症を発症していない方
  • 5年以内の認知症発症リスク(※):65歳以上かつ、認知症を発症していない方
  • 4年以内の心筋梗塞・脳卒中の発症リスク:40歳以上の方
  • 5年以内の肺がん発症リスク:喫煙歴のある50歳以上かつ、がんを発症していない方
  • 4年以内の慢性腎不全発症リスク: 23歳以上の方
  • 現在の体の状態:18歳以上の方

※5年以内の認知症発症リスクは65歳以上の方のみご提示いたします。

上記の対象外の方による本検査のご利用・ご活用については、取り扱い医療機関の医師とご相談いただくことをお願いしております。

  • 全身性エリテマトーデス (SLE) の方は、検査結果を算出できない場合があります。
  • 慢性腎臓病の方および 75歳以上の方は、4年以内の心筋梗塞・脳卒中発症リスク以外の項目の検査結果について正確に算出できない場合があります。
  • 18歳未満の方および妊娠中の方はご利用いただくことができません。

本検査は、健康保険の対象ではありません。医療機関の自由診療として実施されます。

本検査は、特定の年齢層の方のデータを対象として行われた分析結果に基づき判定します。

医師の判断によることなく、本検査の結果を、疾病の判断・治療・予防等に用いることはできません。

本検査は、その結果の正確性や、他の検査方法と同等の結果の提供を保証するものではありません。

将来の疾病予測に関する検査結果は、生涯にわたってのリスクを予測するものではありません。

コンシェルジュによる健康相談およびアプリは、フォーネスライフからご利用者に直接ご提供するサービスです。これらは、ご利用者の生活習慣の改善、健康意識の向上をご支援するものであり、検査結果の改善や、疾病の診断、治療、予防等を目的とするものではありません。

編集:はてな編集部

*1:妊娠すると血糖値が上がりやすく、糖尿病ほどではない軽い糖代謝異常を妊娠中に発見または発症することがある(参考:国立成育医療研究センター「妊娠と妊娠糖尿病」)

*2:糖化ヘモグロビンがどのくらいの割合で存在しているかをパーセントで表したもので、過去1〜2カ月前の血糖値を反映するため当日の食事や運動といった短期間の影響を受けない(参考:国立循環器病研究センター「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)ってなに?」)

*3:医療機関や時期によって期間が異なります。通常採血から約1.5~2ヶ月後に検査結果報告書をお届けします。