採血だけで、将来の疾患予測と現在の体の状態を可視化することができるフォーネスビジュアス検査。
なんとなく「良さそう」とは思っていても、実際にどのようなメリットがあるのか、採血だけでどこまでわかるのか?と疑問に思っている方も多いと思います。
そこで今回はフォーネスビジュアス検査を実際に受けた方にインタビューを実施。フォーネスビジュアス検査でわかったことや、検査のメリット、その後の生活がどのように変わったのかなどをお聞きしました。
子の誕生をきっかけに 30 代から節制しているが、お酒は毎晩飲む
──まずは現在の状況について教えて頂けますか?
浦田裕一さん(以下、浦田):現在 74 歳で、仕事を退職後はボランティアで子どもたちの通学時の見守りや地域の巡回、軟式野球チームの審判を担当しています。さらに、交通安全の教育や交通標識の点検などを行う団体の会長をやっています。
──日々精力的に活動されているのですね!現在 74 歳とのことですが過去に病気の経験や、健康面への不安はありませんでしたか?
浦田:大きな病気をしたこともなく、入院経験もありません。思い返してみれば、20 代で独身だった頃は食生活にも気を遣っていませんでしたし、タバコも吸っていました。でも結婚して子供ができた頃からタバコは辞めて生活習慣も少し見直したんです。以降はずっとその生活習慣を続けていて、入院などしたことはありません。でも焼酎が好きで、若い頃は付き合い程度しか飲まなかったのですが、最近は毎晩飲みますね……。
健康面の不安はないが、「血液検査だけなら簡単そう」と検査を実施
──健康面に大きな不安はないとのことですが、フォーネスビジュアス検査を受けたきっかけはどのようなものでしたか?
浦田:自分では「健康面に不安はないし、ボランティアも野球の審判もしているし、まだまだいける!」と思ってるんですけど……。孫たちから自分はどう思われているんだろう、年取ったなと思われているのかなと最近気になるようになって。妻からも健康について言われることがありますが、特に孫から言われると心に響きますね。家が隣なので夕食をよく一緒に食べるのですが、「おじいちゃん、お腹が出てきたね」と言われるとグサッと来るし、もう高2 と中 2 なので「血糖値がどうのこうの」とかも言われるようになって、もっと健康について考えないといけないな、と思っていました。
そんな時、熊本県荒尾市が健康を推進する取り組みを行っていて、その取り組みの一環でフォーネスビジュアス検査を知りました。血液の検査だけで簡単そうだし、結果も詳しく教えてもらえると聞いてやってみたいと思いました。74 歳という年齢を考えると自分の身体の状態は知っておきたいと思っていたこともあります。
──実際に検査を受けてみていかがでしたか?
浦田:想像通り簡単でした。当日は病院に行って採血したらもう終わり。一般的な健康診断や人間ドックだと、検査の前日はお酒を飲んではいけないとか、何時までにご飯を食べ終えないとだめとかありますけど、そうした制約が何もなかったので、色々なことを気にかける必要がありませんでした。採血の量も「こんなもんなんだ」と驚くほど少量で、年齢的にも身体に負担がかからない検査はいいなと思いましたね*1。
自分の身体のことなのに、今どういう状態なのかとか、これからどうなるのかってわからないものです。でも検査結果ではリスクの数値だけでなく、平均と比べると何倍かなども記載されていたので改めて自分の身体について知ることができました。近年、友人や親戚など同年代の身近な方とがんの話をすることが多かったこともあり、「5 年以内の肺がん発症リスク」という項目は気になりました。あとはお酒を毎日飲むので、「肝臓脂肪」の項目も真っ先に見ましたね。肺がんのリスクは低くなく、肝臓脂肪は多いという結果だったので頑張って対処していかなければならないな、と思いました。
コンシェルジュは「飲酒はやめてください」と言わなかった
──コンシェルジュからどんな生活習慣改善を提案されましたか?
浦田:私の場合、「肝臓脂肪」「アルコールの影響」の部分に課題があったのですが、「一升瓶を1週間から10日ぐらいで1本開ける」と話したら、それに対してアドバイスが「お酒は控えるようにしましょう」ではなく、「一升瓶を開栓したらその日をメモするようにしてください」「月1~2日は休肝日をつくりましょう」だけでした。
──お酒の量は変えずに開栓日を記録するだけですか?
浦田:開栓した本数を記録することで、自分が何本飲んでいるのかを意識してねっていう話でした。お酒は毎日の楽しみでもあるので、「お酒を飲むのはやめてください」って言われたら無理だと感じてしまったと思います。でも、開栓日を書くことならできるから実践できています。あとは月1~2日の休肝日くらいならできるかなと思ってこれも実践できています。
──開栓日を書くようになって何か変わりましたか?
浦田:健康について考えることが増えました。フォーネスビジュアス検査を受けたことは家族も知っているのですが、これまでは漠然と「もっと野菜を食べた方がいい」とか「夕飯時のお酒は減らしてみようか」と言っていたのが、検査の結果を根拠に、具体的にどうしたほうがいいか話すようになりました。
たとえば、子どもたちの通学時の見守りから帰宅する時はリズムを取って早歩きして帰るようにしています。自宅が高台にあるので帰り道は少し頑張らないといけないんですけど、こういう小さな積み重ねが大事なのかなって。
健康を維持できている太鼓判が欲しいから
──より健康を意識されるようになったのですね!今後も継続的に検査を受けたいと思いますか?
浦田:はい、前回の検査の1年後となる2024年の2月に予約を入れました。開栓日を記録したり健康について考えたりするようになった結果、1年で身体がどう変わったのか知りたいですね。我慢ばかりする生活はしたくありませんが、無理をすることなく病気になる前に生活習慣改善方法のアドバイスがもらえるのは嬉しいです。現時点で身体に不調を感じていなくても、「この調子だったらOK」と健康を維持できている太鼓判がもらえるように頑張ろうと思います。
「フォーネスビジュアス」についてもっと詳しく
取材・構成・編集・撮影:lala a live編集部
- 本検査は、健康保険の対象ではありません。医療機関の自由診療として実施されます
- 本検査は、特定の年齢層の方のデータを対象として行われた分析結果に基づき判定します
- 医師の判断によることなく、本検査の結果を、疾病の判断・治療・予防等に用いることはできません
- 本検査は、その結果の正確性や、他の検査方法と同等の結果の提供を保証するものではありません
- 将来の疾病予測に関する検査結果は、生涯にわたってのリスクを予測するものではありません
- コンシェルジュによる健康相談およびアプリは、フォーネスライフからご利用者に直接ご提供するサービスです。これらは、ご利用者の生活習慣の改善、健康意識の向上をご支援するものであり、検査結果の改善や、疾病の診断、治療、予防等を目的とするものではありません
*1:本検査では5ccの採血を行います。本検査における身体への負担は個人の感想です。