
忙しい毎日のなかで、食事や健康にどれだけ意識を向けられているでしょうか。特にビジネスの最前線で活躍する経営者にとって、健康管理は自分自身のためだけでなく、会社全体のパフォーマンスにも直結する重要なテーマです。
今回、フォーネスライフでは、出張シェフサービス「シェアダイン」を展開する株式会社シェアダイン共同代表の井出有希氏をゲストにお迎えし、フォーネスライフ代表取締役CEOの江川尚人、そして多田千佳子とともに、食と健康について語り合いました。
「食の世界からソーシャルトランスフォーメーションを駆動する」をパーパスに掲げるシェアダイン。自宅に出張シェフを派遣し、パーソナライズされた食事で子育て世代や働く人々を支えるサービスは、井出氏自身の子育ての悩みから生まれました。一方、フォーネスライフが提供しているフォーネスビジュアスは、血中のタンパク質を測定することで将来の疾病リスクを予測し、一人ひとりに合わせた健康改善をサポートしています。
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対談では、経営者としての健康管理の重要性から、具体的な食習慣、そして社員の健康への投資まで、ビジネスパーソンにとって大切な「食」の話題が繰り広げられました。
目次
出張シェフで「食」をパーソナライズする「シェアダイン」

── 本日お越しいただいたのは、株式会社シェアダイン共同代表の井出有希さんです。個人的にも出張シェフにはすごく興味があるのですが、具体的にはどのような事業内容でしょうか。
井出:個人向けの「シェアダイン」というサービスは、私自身が子どもの食事作りに非常に悩んだことがきっかけで生まれました。シェフや管理栄養士という食のプロフェッショナルと一般の方をつないで、お悩み相談に乗ったり、実際に食事を作ったりというサービスを展開しています。シェフが自宅に3時間訪問して、だいたい10〜12品ほどのおかずを作り置きしていきます。4人家族でしたら4〜5日分くらいのお食事をお作りするイメージです。
── 3時間でそんなに作れるのですね。
江川:我々のサービスは、生活習慣病をなるべく遠ざけるために食事・運動・睡眠などで改善をサポートするものですが、規則正しい食事は本当に欠かせない要素です。この「生活習慣病サポート」のメニューが非常に気になりますね。管理栄養士の方とも相談できるのでしょうか。
井出:はい。ご自身の食の悩みを相談していただいた上で、メニューを提案して作ってくれるというところが、私たちのサービスの特徴です。本当にパーソナライズできるというのが強みですね。
── 弊社の「フォーネスビジュアス」でも、血液検査に基づいてパーソナルな生活習慣の改善を支援していますので、ここはすごく親和性を感じますよね。

江川:非常に感じます。我々のサービスは少量の血液で7,000種類の血中タンパク質を測って、将来の疾病リスク予測や現在の体の状態を提示するものですが、保健師の資格を持つコンシェルジュとの面談で一番多く出てくるアドバイスが食事に関することなんですよね。栄養のバランスが偏っていたり、しっかりとした食事が取れていなかったり。管理栄養士の方と連携して、コンディションに合わせた食事を提供していただけるのは、すごくいいと思いました。
起業したら体重88kgに……外資系時代は明け方まで飲んでいた
── 一つ目のトピックは、『現代ビジネスパーソンの第一条件「健康」』です。やはり、経営者にとって、健康は大切な要素になりますか?
江川:大事だと思います。意思決定には気合いが必要ですし、体に不安があるとしっかりした経営ができません。なによりも、元気のない経営者は、従業員にもなかなかついてきてもらえないというか、会社のパワーそのものに、経営者のエネルギーや健康はつながっているのではないかと思います。
井出:おっしゃる通りだと思います。江川さんは、今のような健康的な生活をされているきっかけはどのようなことだったのでしょうか。

江川:昔は本当に健康ではなかったんです。この会社を立ち上げようと思ったのは、認知症や脳卒中、心筋梗塞といった病気をなるべくこの世の中からなくしたいという思いからです。祖母も祖父もそういった病気で亡くなって、祖母は最後に脳卒中から認知症の症状が出てしまい、自分のことがわからなくなっていくという、非常につらい経験をしました。
ただ、ご経験があると思いますが、起業してからの数年はもうとんでもなくて。体重が増えるし、眠れないし……。サービスを立ち上げる少し前は体重が88kgほどあって、これはまずいなと。自分がしっかり健康になってビジョンを実現するためにも、ちゃんとコンディショニングしなければと思ってフォーネスビジュアス検査を受けました。その後、社内で保健師サービスを作ろうということになり、そこでも私が第一号として、ビールの飲み方からごはんの食べ方まで徹底的に教えていただきました。
── 井出様はいかがでしたか?
井出:私が食に気をつけるようになったきっかけは、妊娠でした。それまでは外資系企業で、寝る時間もろくにない中、友人や同僚と疲れを吹っ飛ばすために明け方まで飲んだり、朝はほとんど食べずに昼と夜にがっつり食べるような生活で、コンビニ弁当ばかりでした。
朝6時から24時まで働くこともありましたが、20代だったので、パフォーマンスへの影響をあまり感じずに過ごせてしまっていたんですね。妊娠して初めて、身体はいろいろな要素で成り立っているのだということに気づきました。

会社を立ち上げてからも、健康の重要さを改めて感じた経験があって。というのも、インフルエンザで2週間ほど寝込んでしまったことがありまして、自分が抱えていたプロジェクトの引き継ぎもろくにできず、チームに非常に迷惑をかけてしまったんですよね。無理をする必要はあるとしても、その一歩手前で止めておかないと本当に周りに迷惑がかかると痛感して、そこからさらに健康に気をつけるようになりました。
江川:井出さんのキャリアを拝見しても、相当働いていらっしゃったんだなというのが伝わってきます。20代の体力があるうちは乗り切れてしまうから、大丈夫だと思いがちですよね。
井出:そうなんですよね。今となっては「感覚がおかしかった」と思いますが、当時はそれが普通でした(笑)。
週4回の会食でも太らない。 健康を意識する経営者の食習慣とは?
── 二つ目のトピックは「経営者の食習慣」についてです。会食も多いのではないかと思うのですが、週に何回くらいありますか?
江川:4回くらいですね。平日3日と土日のどちらかくらいの感じです。ビールが大好きで、お酒も大好きなのですが、なるべく1〜2週間で飲まない日を作るようにしています。あと、最近はアルコール度数3.5%のビールがいろいろ出ているのですが、それがなかなかいいですよ。飲んだあとも本が読めるくらいですし、翌日に残らないので、アルコール量をコントロールしやすい。あとは、揚げ物や塩分の取りすぎにも気をつけています。
井出:会食はそこまで多くないのですが、家では飲まないようにしています。会食に行った際もたくさん飲めるのですが、「もう一杯の手前で止める」ということを意識しています。次の日のことを考えると、疲れが取れにくくなるとわかっているので。
── 止められるのがすごいですね。
江川:私はもう一杯いっちゃいますね(笑)。
── 普段の食生活はいかがでしょうか?
江川:朝は納豆・キムチ・海苔とごはんで、最後にヤクルトを飲んでいます。昼は打ち合わせが詰まっているときは軽く済ませますが、サバ塩が大好きなので、時間があるときはなるべくお魚を取るようにしています。

井出:健康的ですね。私も朝は和食で、子どもも好んでいるということもあって、味噌汁に野菜をたっぷり入れて、「ごはんと焼き魚」というのが毎日のルーティーンになっています。お昼は江川さんと一緒で、打ち合わせが詰まっているとパンなどで簡単に済ませてしまうこともありますね。
── 忙しい人がすぐに真似できるような食事方法やおすすめの食品はありますでしょうか?
江川:当社のコンシェルジュ保健師から言われてすごく良かったのが、忙しいとき、おにぎりを食べる前に、野菜ジュースやトマトジュースを飲むことです。ベジファーストで血糖値が上がりにくくなるので、食後に眠くなってパフォーマンスが落ちるということが少なくなります。紙パック250mlを1本、食事の前に飲むのがおすすめです。お酒を飲む前にも同様の効果があるそうです。
井出:知らなかったです。たしかに、血糖値を上げにくくすることは大事だと思っていて、なるべく野菜から先に食べるようにはしているのですが……野菜ジュースも試してみようと思います。
「胆力」は食事でつくられる。食生活の改善がパフォーマンスを変えた
── 食事に気をつけることによって、仕事に良い影響がもたらされたと感じることはありましたか?
江川:パフォーマンスがものすごく上がりました。以前はおにぎりだけかき込むような食事をしていたので体重も増えましたし、13時半〜14時ぐらいの会議は眠くて眠くて地獄のようでした(笑)。今はそういうこともなくなって、自分のコンディションを高いレベルでキープできるようになったと思います。
井出:私はシェアダインを始めていなければ、食に関する知識がそこまで高くなかったと思っています。シェフの方に来ていただいて、「糖質が高めだと血糖値が上がりやすく、眠くなりやすい」といったことを実際に教えてもらえたりしました。それによって、以前と比べると風邪を引きにくくなりました。それに、従業員が増えてきているなか、常に旗振り役として新しい世界を作っていこうと言い続けるためには、いつでも元気で前を向いていることが重要だと実感しています。

江川:経営者には「胆力」が必要だと思っていて。意思決定もしなければいけないし、我慢しなければいけないことも多い。ちゃんと食事をして睡眠を取っていると、ニュートラルでいられるんですよね。そうでないと感情的になってしまったり、ネガティブな面が出てしまう。健康をコントロールできていると、そういう悪いところも含めてちゃんとニュートラルでいられる。それが経営者としての胆力になるのかなと思っています。
井出:すごくわかります。いざというときの馬力を残しておけるかどうかというのは、健康に非常に左右される。事業を創るうえでは順調なときも順調じゃないときも当然ありますが、いざというときにどこまで耐えられるか、チャレンジできるか、というのは、体の状態が大きく関わっていると思います。
江川:そうですよね。いざというときが多すぎて疲れてしまうこともありますが(笑)、そういう状態でいられないと難しいですもんね。
社員の健康は経営投資。「月1万円の出張シェフ」と「パワーナップ」の重要性
── 三つ目のトピックは「食と健康アップデート」です。社員の健康や食生活に対して取り組みはされていますか?
井出:シェアダインでは、従業員が月1万円までシェアダインの出張料理サービスを福利厚生として使えるようにしています。健康的な食生活をしてほしいという思いと、プラットフォームに登録しているシェフの方々を社員にも知ってもらい、サービスへの理解を深めてほしいという意図もあります。
── 社員への取り組みは、経営投資にもなりますか?

井出:常に健康でいてもらうほうがチーム全体のパフォーマンスが上がるのは間違いないので、そこは惜しまないですね。
江川:計画的に有給を取るのと、体調不良で突然休んでしまうのとでは全然違いますものね。弊社はフォーネスビジュアスを年に1回、社員が無料で受けられる形を福利厚生にしています。自分の健康にちゃんと向き合って考えてもらうことを大切にしたいので。……でも、月1万円のシェアダインはいいですね。うちもリモートワーク社員が8〜9割なので……後ほど、お見積もりをいただけますか(笑)。
井出:ぜひ(笑)。リモートワークだとお昼ごはんが面倒になりがちじゃないですか。作り置きがあれば温めるだけですぐ準備できますし、冬休みや春休みで子どもも在宅の時期は特にご利用が増えますね。
── もし別業界の経営者だったとしたら、どのような健康面の福利厚生を考えますか?
江川:カフェテリアプランやフィットネスジムの補助が一般的ですよね。個人的に気になっているのは「パワーナップ」、つまり昼寝制度です。昼休みに1時間以内の仮眠を取れるようにしている会社があって、生産性が上がるそうなんです。スペインのシエスタのようなものですが、私がスペインで体験したときは昼休みに赤ワインが出てきて、昼寝どころではなかったです……(笑)。
── 昼間から飲んでしまうんですね(笑)。
江川:そうなんですよ。日本企業として導入するのには少し勇気がいるかもしれませんが、お昼休みにリフレッシュして午後に集中できるというのは、パフォーマンス向上の観点で非常に有効だと思っています。多田さんは、フォーネスライフの社員として福利厚生についてどう思いますか?
── そうですね。やはり、実際に自社のサービスを体験してみるというのは、自分の生活を変えるきっかけになると実感しています。実際に、私も運動不足だったり、炭水化物をもう少し摂ったほうがいいとアドバイスをもらったりしました。
井出:自分自身では気づいていないことも多いのではと思うので、そういったときに御社のサービスのような具体的な提案を通して、まず自分の体を知るのが大切ですよね。「こういう食生活にしてみようかな」と気づくきっかけができるのは、非常に助かる人も多いのではないかなと思います。私も、実は今の状態を知りたいなと感じているので。
── ということで、今日はたっぷりとお話をお伺いしてまいりました。井出さんはいかがでしたでしょうか。
井出:江川さんが非常に健康に気をつけられているというか、食生活を非常に気をつけられているのだなということが、今日お話してすごく刺激になりました。私ももっと食生活も含めてパフォーマンスを上げることに気をつけて向き合っていきたいなと思いました。
江川:「医食同源」なんて言葉もありますが、食事は非常に大事なところですし、実は変えやすいのですよね。なんらかのきっかけを通して、自分自身の身体のことを知るのはすごく大切ですし、「変えたい」と思ったときに、シェアダインのような良いサービスがあるのだなということも、今日しっかりお話を伺えて思いました。一個人としても、ぜひ活用させていただきたいなと思います。いろいろなお話をありがとうございました。
井出:こちらこそありがとうございました。
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文:鈴木詩乃
編集:早川大輝(プレスラボ)
